- ジムに行きたいけど、どんな服装がいいかわからない
- 周りから浮かないか、ダサいと思われないか心配
- 機能性も大事らしいけど、どんな服装を選べばいいの?
ジムに通い始めるときにどんな服装でトレーニングすればいいか悩む人は多いのではないでしょうか。せっかくジムでトレーニングを始めるなら服装でモチベーションを下げたくないですよね。
この記事ではジム初心者向けに基本的な服装から選び方のポイント、避けるべき服装まで詳しく解説します。記事を読めば周りの目を気にせずジムのトレーニングに集中できる服装がわかります。
ジムの服装は吸汗速乾性と動きやすさを重視して選びましょう。トレーニングの質の向上やけが予防の観点から、普段着はジムの服装に向いていません。
ジムのトレーニングに適した服装6選

ジムのトレーニングに適した服装は以下のとおりです。
- トップス
- ボトムス
- アンダーウェア
- ソックス
- シューズ
- スポーツブラ
トップス
ジムで着るトップスは動きやすさと素材を重視して選びましょう。トップスの素材としてはトレーニング中にかいた汗を素早く吸って乾かしてくれる吸汗速乾性のものがおすすめです。
トップスには以下のような種類があります。
- 半袖Tシャツ
- タンクトップ
- 長袖シャツ
ジム初心者の人には半袖Tシャツがおすすめです。トレーニング器具への引っかかりを防ぐために、ジャストサイズのトップスを選びましょう。
ボトムス

動きやすいボトムスを選ぶと正しいフォームでトレーニングでき、けがも予防できます。目的や好みに合わせて以下のような種類からボトムスを選びましょう。
ボトムスの種類 | おすすめの人 |
ハーフパンツ・ショートパンツ | ジム初心者の人 |
ロングパンツ・ジョガーパンツ | 脚の露出を控えたい人 冷えが気になる人 |
スパッツ・レギンス | 筋肉のブレを抑えてパフォーマンスを向上させたい人 下半身のトレーニングを重視する人 |
ハーフパンツ・ショートパンツは脚の動きを妨げないため、どのトレーニングにも対応しやすいボトムスです。ロングパンツ・ジョガーパンツは足首が締まったデザインを選ぶと、裾が妨げにならず快適にジムでトレーニングできます。スパッツ・レギンスのみの服装に抵抗がある人は、ハーフパンツを重ね履きすると機能性とおしゃれを両立できます。
ボトムスは吸汗速乾性の高い素材が基本です。自分のスタイルに合ったボトムスでトレーニングに集中できる環境を整えましょう。
アンダーウェア
アンダーウェアはスポーツ専用のものがおすすめです。普段使っている下着をアンダーウェアとして着用すると、汗で体が冷えたり動きの妨げになったりします。
ジムで快適にトレーニングするためには、アンダーウェアの次のような機能に注目してみましょう。
- 吸汗速乾性の素材
- 体にフィットするサイズ
- 縫い目がないもしくは平ら
- ニオイ対策機能
アンダーウェアも吸汗速乾性に優れた素材が基本です。脚を大きく動かすトレーニングの妨げにならないよう、体にフィットするアンダーウェアを選びましょう。
縫い目のないシームレスタイプや縫い目が平らのアンダーウェアは、肌の擦れがないため快適に着用できます。汗のニオイが気になる人は防臭・抗菌機能が付いたアンダーウェアがおすすめです。
自分に合うアンダーウェアを着用すると不快感がなくなり、集中してジムのトレーニングに取り組めます。
ソックス

ジムでトレーニングするときはスポーツ専用のソックスを選びましょう。スポーツ専用のソックスには以下のような特徴や効果があります。
ソックスの特徴 | 効果 |
滑り止め(グリップ)付き | 足元が安定して正しいフォームで踏ん張れる |
クッション性 | ジャンプなどの衝撃から足を守って負担を減らす |
吸汗速乾性 | 足が蒸れる不快感を防げる |
五本指付き | 指で地面をつかむ感覚を養えてバランスが取れる |
アーチサポート機能付き | 土踏まずが支えられて長時間のトレーニングでも疲れにくくなる |
ジムではくるぶし丈のソックスが一般的ですが、デッドリフト(※1)などでひざ下を保護したい場合は長めの丈もおすすめです。スポーツ専用のソックスにはトレーニングの効果を高めたり、足の負担を軽くしたりする効果があります。
※1 デッドリフトとは、床に置かれたバーベルをひざの上まで持ち上げるトレーニングです。
シューズ
ジムでのトレーニングには室内用のシューズを用意しましょう。筋トレと有酸素運動の両方を行いたい人にはさまざまな動きに対応できるトレーニングシューズがおすすめです。トレーニングシューズはけがを防いだりトレーニングの効果を高めたりします。
ジム用のシューズを選ぶときは試し履きをして以下の点を確認しましょう。
- 靴底が平らで安定感があるか
- 足にフィットしているか
- 軽い力で足を動かせるか
靴底が平らで安定感があるシューズはスクワットのような動きでも踏ん張れて安全です。ランニングマシンを中心に使う場合、ひざへの負担を軽減できてクッション性の高いランニングシューズがおすすめです。
まずは自分に合った動きやすいシューズで安全にトレーニングを始めることをおすすめします。より重いおもりを扱えるようになれば、本格的なウェイトリフティングシューズも検討しましょう。
スポーツブラ
女性がジムでトレーニングする場合、スポーツブラもおすすめの服装です。スポーツブラはトレーニング中の胸の負担軽減やクーパー靭帯の伸びを抑える効果があります。クーパー靭帯(※2)は一度伸びるともとに戻らないため、将来のきれいなバストラインを保つにはスポーツブラが重要です。
スポーツブラのサポートの強さはトレーニングの強度に合わせて以下から選びましょう。
- ライトサポート
- ミディアムサポート
- ハイサポート
筋トレや軽い有酸素運動には胸の揺れを抑えやすいミディアムもしくはハイサポートがおすすめです。スポーツブラを購入するときは自分のバストサイズに合うかどうかも確認しましょう。好みのデザインや色のスポーツブラを選べば、ジムに通うモチベーションが高まります。
※2 クーパー靭帯とは、胸を支えて形を保つ役割を担う組織です。
ジムの服装選びのポイント4選

ジムの服装選びのポイントは以下のとおりです。
- 吸汗速乾性の高い素材を選ぶ
- 動きやすさを重視する
- サイズ感に注意する
- デザイン性にもこだわる
吸汗速乾性の高い素材を選ぶ
ジムでのトレーニングでは汗をかいても快適さを保つために吸汗速乾性の高い素材を選びましょう。吸汗速乾性が高い服装のメリットは以下のとおりです。
- 汗で濡れた不快感がない
- 体温調整しやすい
- 風邪をひきづらい
- 肌トラブルが起きづらい
吸汗速乾性の高い素材は汗をすぐに吸収して乾かしてくれるため、サラサラとした着心地が続きます。吸汗速乾性の高い素材は以下のとおりです。
- ポリエステル
- ナイロン
- ポリウレタン
綿(コットン)は汗を吸うと重くなり乾きにくいため、ジムの服装には向いていません。
動きやすさを重視する

トレーニングの効果を最大限に引き出すために動きやすい服装を選びましょう。動きにくい服装は体の動かせる範囲が狭まります。正しいフォームで体を動かせるとトレーニングの効果が上がり、けがも予防できます。
ジムで動きやすい服装としては伸縮性の高いストレッチ素材のものがおすすめです。ストレッチ素材の服装であれば器具に引っかかる事故も防げてストレスなくトレーニングできます。
サイズ感に注意する
トレーニングの効果を高めつつけがを防止するためにも、自分の体に合ったサイズの服装を選びましょう。大きすぎる服装はトレーニングマシンに引っかかり、けがにつながる危険があります。
ダボダボな服装は鏡でフォームを確認しにくく、トレーニングを正しく行えません。小さいもしくは締めつけが強い服装は体の動きを制限してしまうため、トレーニングの質が落ちます。
ジムの服装を選ぶ場合、購入前に試着して以下のような動きをスムーズにできるか確認しましょう。
- 腕を大きく上げる
- 体をひねる
- 深くしゃがむ
筋肉の動きや体の変化を意識したい人は、体のラインが適度に見えるサイズの服装がおすすめです。体の変化がわかりやすい服装を選ぶとトレーニングのモチベーション維持にもつながります。
デザイン性にもこだわる
ジムの服装は機能性だけでなくデザインにもこだわって選ぶと、モチベーションを維持しやすくなります。気に入ったデザインの服装を着用すればジム通いへの抵抗がなくなります。
おしゃれなジムの服装を選ぶためには以下のポイントを意識しましょう。
- 色
- セットアップ
- デザイン
- ブランド
気に入ったデザインの服装を選ぶことでジム通いを習慣化しましょう。
ジムに適していない服装4選

ジムに適していない服装は以下のとおりです。
- ジーンズやスカート
- サンダルやスパイク
- 露出が多すぎる服装
- 派手すぎるデザインの服装
ジーンズやスカート
ジムでジーンズやスカートを履くのは控えましょう。ジーンズやスカートをジムで履くデメリットは以下のとおりです。
- 汗を吸うと重くて乾きにくい
- ボタンや金具がマシンを破損しやすい
- 硬くて伸びないジーンズは脚を動かしづらい
- スカートのめくれが気になって集中しづらい
安全にトレーニングへ集中するためにも、ジーンズやスカートではなく動きやすい服装を選びましょう。
サンダルやスパイク

ジムではサンダルやスパイクは適していません。サンダルやスパイクがジムのトレーニングに向いてない理由は以下のとおりです。
- 踏ん張れないためフォームが崩れやすい
- 滑って転倒しやすい
- 足を露出するサンダルはけがしやすい
- スパイクはジムの床やマシンを傷つけやすい
安全の観点からほとんどのジムでサンダルやスパイクの着用は禁止されています。トレーニング中のけがを防止するためにもジム用のシューズを用意しましょう。
露出が多すぎる服装
露出が多すぎる服装は周りの人への配慮や自分自身の安全のために避けましょう。露出が多い服装は以下のようなデメリットがあります。
- 周りの人に不快感を与えやすい
- 肌が露出しているためけがしやすい
- 汗を吸収しづらい
多くのジムで過度な露出のある服装を禁止しています。自分も周りの人も気持ち良くトレーニングするために、肌の出しすぎには注意しましょう。
派手すぎるデザインの服装
派手すぎるデザインの服装で周りの視線を集めると、トレーニングに集中しにくくなります。派手な服装は周りに威圧感を与え、トレーニングの妨げになることもあります。
以下のような服装は派手すぎる可能性があるため注意しましょう。
- 色が鮮やかすぎる服装
- 大きなロゴや派手な柄服
- 飾りが付いた服装
飾りが付いた服装はトレーニングマシンに引っかかり、けがをする危険もあります。デザイン性にこだわることも大事ですが、周りに利用者がいることも考慮してジムの服装を選びましょう。
ジムの服装規定は事前に確認しておこう

ジムでトレーニングするときは事前に服装規定を確認しましょう。ジムによっては独自の服装規定があり、知らずにルール違反をすると注意されたりトレーニングできなくなったりする可能性があります。
ジムの服装規定は以下の方法で確認できます。
- ジムの公式サイト
- 会員規約
- 電話での問い合わせ
- スタッフへの質問
- ジム内の掲示
気持ち良くトレーニングを始めるために服装規定を把握しておきましょう。
ジムの行き帰りに適した服装3選

ジムの行き帰りに適した服装は以下のとおりです。
- スウェット
- リカバリーウェア
- セットアップ
スウェット
ジムの行き帰りに着用する上着としてはスウェットがおすすめです。トレーニングの服装の上にスウェットを着用するだけでジムへ気軽に移動できます。
トレーニングの服装で街を歩くことに抵抗を感じる人でも、スウェットなら周りの目を気にする必要はありません。スウェットは保温性もあるため、トレーニング後の汗冷えやシャワー後の湯冷めも防げます。
以下のようなポイントを意識するとおしゃれにスウェットを着こなせます。
- 細身のシルエット
- デザイン性の高いもの
- 上下セットアップ
スウェットは汗を吸うと重くなり、乾きにくい点には注意しましょう。軽いウォーミングアップ程度なら問題ありませんが、本格的なトレーニングではスウェットを脱いでおくことをおすすめします。
リカバリーウェア

リカバリーウェアは体の回復を助けてくれるため、ジムの行き帰りの服装におすすめです。リカバリーウェアには特別な繊維が使われており、血行を良くしたり筋肉の疲れを和らげたりする効果が期待できます。
トレーニング後にリカバリーウェアを着て帰宅すれば、移動時間も体の回復に有効活用できます。リカバリーウェアはおしゃれなデザインも多く、ジムの行き帰りに着用しても違和感がありません。リカバリーウェアはトレーニング後の体を効率的にケアしたい人に適した服装です。
セットアップ
ジムの行き帰りの服装に悩む場合はセットアップを選びましょう。上下がそろっているセットアップはコーディネートを考える手間がなくなるため、ジムに行くハードルが下がります。
トレーニングの服装としても使用できるセットアップであれば、ジムでの着替えが必要ないため準備や片付けの手間を減らせます。ジムの行き帰りも快適に過ごしたいなら、機能性とデザイン性を兼ね備えたセットアップがおすすめです。
自分に合った服装を選んでジム通いを楽しもう

ジム通いを継続するには自分に合った服装選びが大切です。ジムの服装を選ぶポイントは以下のとおりです。
- 吸汗速乾性の高い素材を選ぶ
- 動きやすさを重視する
- サイズ感に注意する
- デザイン性にもこだわる
ジムの服装としてはモチベーションを維持しつつ安全にトレーニングできるものがおすすめです。トレーニングの質の向上やけが予防のためにも、普段着をトレーニングの服装として使用するのは控えましょう。
ジム通いを習慣化できるか不安な人は手頃な価格の服装で始めることをおすすめします。自分らしい服装でジム通いを楽しみましょう。
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